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うちやま呼吸器・アレルギークリニック院長

よもやま話 #6

わんこ3兄弟


 ご無沙汰しておりました。11月もそろそろ終わりとなり、師走が近づいています。暖かかった秋も終わり、冬の寒さが訪れようとしていますね。街も徐々に、クリスマス、年末・年始の彩りや賑わいになっていくのでしょう。

 今回は、以前から私が書きたかったテーマにしてみました。約10年ほど前に、まだブログやTweeterなどなく個人のホームページが主流だった頃、自分でもホームページを立ち上げようか悩んだ時期がありました。結局、私の無精がたたって辞めてしまいましたけれど・・・。その時に扱いたかったのが、愛犬のことでした。今回も、クリニックのホームページが立ち上がり、この「よもやま話」を記していくにあたり、いつかはうちの愛犬たちを載せたいと思っていました。 家族には「アレルギー科なのに、犬たちの話題を載せてもいいの?」と冷やかされていましたが・・・。当クリニックでイヌのアレルギーと診断された方々、ごめんなさい!!どうしても、どうしても書きたかったのです。



 私は小さい頃から犬が大好きで、実家でも犬を飼っていました。結婚して家庭をもってようやく犬を飼うことができたのが約12年前です。この時に迎えたのが長女「コロちゃん」ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの雌12歳でした。

 子犬の時に本当にコロコロしていてかわいかったので、雌ですが「コロちゃん」と名付けてしまい、家族からは「可哀想に。」といまだに非難されています。 それでも私は毎朝、いつも散歩に出掛けていました。子供たちも仲良しでずっと一緒に成長してきました。しかし、3年ほど前から徐々に後ろ足が麻痺して動かなくなり、徐々に前足にも進行し寝たきりになってしまいました。

 そんな折に、ふと訪れたペットショップで視線が合ったのが、次女「くぅちゃん」チワワとトイ・プードルのMixでした。「くぅちゃん」はあわてんぼうで常に吠えて走り回っている小さな「わんこ」です。2匹は直に仲良しになりましたが、「コロちゃん」が動けないので「くぅちゃん」は退屈そうでした。 そこで、同じチワワとトイ・プードルのMixということで飼い始めたのが、長男「そら君」でした。ところが・・・、あれっ?という間になぜか「そら君」は巨大化し「くぅちゃん」のほぼ3倍の大きさになってしまいました。どうやら、その姿からは、トイ・プードルとチワワではなく、トイ・プードルとシュナウザーのMixではないかと噂されています。性格も若さ故「ガウガウ」と噛みまくりモードになることもありますが、基本的にはおっとり派で「くぅちゃん」の落ち着かないチワワ気質とは大部違って、我が家の「癒やし系」を標榜中です。

 かくして我が家はにぎやかな「わんこ天国」と化してしまいました。 長男の「そら君」がいたずらすると、それを知らせるために次女「くぅちゃん」が吠えて、走り廻って大騒ぎとなり、寝たきりながらも女「コロちゃん」が風格で一喝するといったことの繰り返しで、毎日が“トムとジェリー”のような大騒ぎです。それでも、家に帰ると賑々しく迎えてくれるわんこたちに私は沢山沢山癒やされていました。 まだ、クリニックデビューは果たしていないのですが、いつか駐車場や庭を走り回る犬たちの姿が見られる日が来るかも知れません。是非ともご期待下さい。

追伸: 残念なことに、長女「コロちゃん」が先日天国へと旅立ちました。「コロちゃん」長い間、不自由な身体で大変だったけど頑張ってくれありがとう。とっても感謝しています。

内山家の「わんこ天国」は、引き続き次女「くぅちゃん」と長男「そら君」がにぎやかに引き継ぐことになりまし。「コロちゃん」もそっと見守ってくださいね。

合掌