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うちやま呼吸器・アレルギークリニック院長

よもやま話 #21

インフルエンザワクチン接種の勧め


当クリニックでは今年も10月中旬より恒例のインフルエンザワクチンの接種を開始致します。
本年はアフリカでのエボラ出血熱や代々木公園他でのデング熱など 感染症の流行が話題となっていますね。
新型インフルエンザと言われた2009年のH1N1インフルエンザの流行から5年が経ち、大騒動だったことや全世界では多数の死者が出たこともそろそろ忘れ去られようとしていますが、まだまだ東南アジアや中国では新たな鳥インフルエンザへの感染が続いている状況です。

インフルエンザワクチンは接種したから完全にインフルエンザにかからなくなる訳ではないので、一部では「インフルエンザワクチンは無効!」であるとか、「小児への接種も1回でいい!」という医師もいますが、実際にインフルエンザに罹患したとしてもワクチンをしっかりと接種してある方は重篤な症状を引き起こすことは少ないと言われています。
その地域や家庭内でのインフルエンザの流行を防ぐためには、一人一人がしっかりとした予防・管理意識を持ち、皆でインフルエンザワクチン接種を行った上で、うがい・手洗い・マスクの装着などを実践することと、不幸にしてインフルエンザにかかってしまった人は早期に治療を受け、隔離することがとっても大切です。
皆で誘い合わせてインフルエンザワクチンの予防接種を受けてください。

なお、十分な予防効果を発揮するためには流行期に入る1ヶ月前までにワクチン接種を済ませることが望ましいとされています。
流行期は早ければ12月末にはやってきますので、成人の方は1回目を、13歳以下の小児の方は1回目を11月初め頃までに接種し、できれば4週あけて2回目を11月末までに接種する様に心掛けてください!
ちなみに料金は3歳以上は一回 \3,000 、3歳未満は一回 \1,500 となっております。

昨年は混雑を避けるために、新たな試みとして木曜日と土曜日の午後の診療時間以外にのみ予約制で接種を行いましたが、午前と午後に2回来院されなくてはならない方がいらっしゃったり、都合がつかずにインフルエンザワクチンを打ちたくても打てなかった方がいらっしゃいましたので、再度見直しを行い、予約制を撤廃し、診療時間内であればいつでも希望者が打つことができるようにさせていただきます。
ただし、期間中は混雑することも予想されますので当クリニックに定期的に受診していただいている方は、接種を希望される旨を接種希望の前の受診の際に「受付」に申し出てください。予診票を事前にお渡しさせていただきますので接種日には、鉛筆ではなくボールペンなどで記載済みの形(体温測定はクリニックで行います。)でご持参されるよう皆様のご協力をお願いしたいと思います。
なお、通常の診療と一緒に接種を希望される方は、予約システムでの診療順番確保をしていただけますが、インフルエンザワクチン接種のために来院される方については、予約システムでの順番確保はできない規定となっておりますので、十分にご注意ください。

毎年、システムが変わってしまい大変にご迷惑をおかけ致しております。
これも、当クリニックスタッフ一同がお一人でも多くの方々にインフルエンザ予防のためのワクチンを打っていただけるように、また少しでも全体として待ち時間が短くなり快適に受診していただけるようにと、検討し努力している結果であります。皆様のご理解と暖かいご支援が頂戴できればと存じている次第です。何卒よろしくお願い申し上げます。