Contents

BACK NUMBERS

Column

Column

うちやま呼吸器・アレルギークリニック院長

よもやま話 #3

Natural & Ecology


ほんとうに暑い日が続きますね。今年は特に節電の夏ということもあって,冷房も余りかけられないので,余計に厳しく感じますね。(当クリニックも28℃の設定としていますが、やや蒸し暑くてご迷惑をおかけしています。) さて、この“よもやま話”も前回より大部ご無沙汰になってしまいましたが、今日はクリニックを開設しようと考えた際のコンセプトにまつわるお話です。

勤務医から開業をするというのは,以前から考えていたことでもあり、ちょうどいくつかの条件が重なって重い腰を上げたのでした。 実際に場所も決まり、建物の設計を依頼するために設計事務所の方にどんな建物にしたいか「クリニックのコンセプト」を伝えることになりました。そのときに思ったのが、“病院っぽくないほうがいいなぁ”という漠然とした想いでした。 患者さんにとっては、ただでさえ、病気や心配なことがあるので、通院とは決して楽しいものではない筈です。せめて、建物の雰囲気くらいは、消毒薬の臭いがするような病院っぽいものではなく、多少なりとも気楽に入りやすいものにしたい。通院する患者さんや付き添いの家族が建物を見て暗い表情になるのではなく、やすらぎや安心感が感じられる建物にしたいと思ったのです。 そして、実際に設計事務所に伝えたコンセプトは “Natural & Ecology”というものでした。

そして、いくつかのプランをご提案いただき、何度も検討した上で決定したのが今の建物です。
設計していただいたのは、このホームページの“リンク集”にもありますが、「トレック建築設計室」の林ノ内克也一級建築士で、設計から建築施工、そして完成後の内装や展示物の配置に至るまで非常に細やかな配慮で支えてくださいました。 土地も地主さんから十分広くお借りできたので、敷地内も緑を多くして、建物もあえて木造建築としました。素材は、できるだけ自然素材を多く取り入れ、周囲の茶畑の緑を借景として,建物が映えるように色調はシルバーと白でまとめました。建物内部も基本は白素材と木目の茶色を活かし、日光と風を感じ、自然の中でたたずんでいるかのような建物を目指したつもりです。その他にも貯水槽の芝生や植栽、待合室の家具、白衣ではなくグリーンの診察衣といくつかの“こだわり”もしたのですが、またそれらについては改めてご説明しますね。 開業して約3ヶ月で延べ1000人余りの患者様にご来院いただくことができました。
実際に来ていただいた方には、私の当初の想いのようにやすらぎをすこしでも感じていただくことができたでしょうか?

建物だけではなく,私を含めたスタッフの対応・接遇でも皆様に安心とやすらぎを与えられるようにこれからも努力していきたいと思っています。

これから、まだまだ皆様に支えられ,成長していくクリニックです。また、来院された際には実際の感想などもお教えください。そして、まだホームページを見ているだけで実際には来院されていない方は、病気をしなくても予防接種というものがあります。是非、一度ご来院いただき雰囲気を肌で感じてみてください。 当クリニックでは来たる冬季のインフルエンザ流行に備えて9月よりインフルエンザワクチン接種の予約を開始し、10月より接種を実施する予定です。今シーズンは、開院記念として格安な価格での接種をご提供できるように準備中です。また、ホームページでもお知らせしますのでチェックしていてくださいね。よろしくお願いします。