Contents

BACK NUMBERS

Column

Column

うちやま呼吸器・アレルギークリニック院長

よもやま話 #32

第8回 磐田ほっとの会を開催致しました


11月8日の日曜日に、もう既に恒例となりました 在宅酸素療法施行患者の会である「磐田ほっとの会」の第8回目を開催しました。
前回の御報告でも述べましたように、何故かこの会は天気に恵まれず 今回も“傘での御出迎え“となってしまいました。
今年はまだ暖かいとは言え、すでに11月に入っており日差しの助けもないため、やや肌寒い日となってしまい、体調面から参加を見合わせる方もいらっしゃいました。
それでも初参加の方を含め、5名の患者様たちにお集まりいただき楽しい会を開くことが出来ました。



今回は、帝人在宅医療株式会社の黒部さんから「災害時の対応と備え」についてご説明いただき、その後にやはり帝人在宅医療株式会社の沼津支店から栄養士の平岡 りか先生にはるばるお越しいただき「息切れをやわらげながらお食事を楽しみましょう!」という題目でご講演いただきました。
呼吸不全の患者様は、他の方よりも呼吸をするために多くのカロリーを消費するので、より沢山の栄養を摂らないといけないのですが、食べることに筋肉を使ってしまうと呼吸が苦しくなるため なかなか食べることができずに、痩せていってしまうというジレンマがあります。
今回の平岡先生のご講演では、その容貌通りのソフトな語り口で無理せずにちょっとしたことで楽に食べたり、栄養価を増やす工夫をわかりやすくお伝えいただきました。ご参加いただいた方には、栄養補給剤の見本や味を変えずにカロリーを増すための「粉飴」をサンプルとしてお持ち帰りいただきました。

また、次回は来年の5月か6月に新しい企画を練って開催したいと思います。
在宅酸素療法を行っている方はもちろんですが、酸素は吸っていないけれど息切れや呼吸不全に関心のある方はどこの医療機関に通院されていても構いません。是非、ご参加ください。



最後になりましたが、この会の運営のために天候の悪い中お集まりいただきました磐田市立総合病院の河島・桜田の両理学療法士、在宅酸素機器メーカーの方々、そして当クリニックの吉野看護師・山下さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
皆さん、ありがとうございました。