うちやま
呼吸器
アレルギー
クリニック
静岡県磐田市大久保544-3
TEL:0538-38-6336 / FAX: 0538-38-6338
診療時間・休診日
午前 9:00~12:00 (土曜日 9:00~1:00)
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当クリニックをご利用下さっている皆さん、またもやご無沙汰しております。
なかなか、こういった“機会”がないと「よもやま話」を更新しないのは悪い癖ですね。申し訳ありません。
と言う訳で、本日5月12日を持ちまして「うちやま呼吸器アレルギークリニック」は無事に13周年を迎える事ができました。これも,ひとえに受診頂いている皆さんを始め当クリニックを支えて下さっている多くの業者の方々、そして親身になって働いてくれているスタッフの皆さんのお陰と心より感謝致しております。
ありがとうございます。
ここ数年は,毎回どうしてもこの話題になってしまうのですが「新型コロナ感染症対策」の話を通して当クリニックの“在り方”を振り返ってみたいと思います。
本年4月をもちまして「国」は,新型コロナ感染症診療に関するすべての診療補助をなくしました。要するに「もう特別扱いはしないで、普通の風邪やインフルエンザと同じようにどこでもいつでも診てもらっていいですよ!」という訳です。
本当にそれでよいのでしょうか? 2019年12月に中華人民共和国の武漢市に諸端を発したとされているこの感染症ですが、昨年10月の時点で全世界で7億7千万人の方が罹患し695万人の方が亡くなられるという感染症では人類史上最大の被害をもたらしているものです。ダイアモンド・プリンセス号の入港とともに日本でも流行が一気に拡大し,今振り返れば明らかにおかしな情報と共に不要な追跡や行き過ぎた感染対策が行われていました。
発熱者の診療を拒否した診療所も少なからずあったと伺っています。TVに出ている“自称 感染症に詳しい医師”という方が、Full・PPE(個人防護具)という頭にはキャップを被り全身のガウンを身に纏い、シューズカバーまで履いて、フェイスシールドとN95マスクに加え二重の手袋まで装着して「外来診療」を行っている様子を目にされた方も多かったかと思います。受付にはビニールのシートでパーテーションを垂らし、待合室の窓も夏でも冬でも「換気のため」に常に全開となっており、雑誌や子供用の本・おもちゃなども全て撤去され あまつさえ、診察券やお金までもビニール袋越しにやり取りしてアルコール消毒をするなどといった光景が多くの診療所でなされていたように伺っております。
さて、当クリニックではどうでしたでしょうか?
コロナ禍以前から通院されている方はもうお解りかと思いますが、増えた対策はほんのわずかでしたね。待合室入り口に手指消毒用のアルコールが設置されたこと、37.5℃以上の発熱が過去48時間以内にあった方には待合室に待機して頂かず、別室もしくは別経路での診察を受けて頂くこと。これのみでした。空気清浄器は以前から全て必要十分に設置されておりましたので追加されることもなく、ビニールカーテンなどのパーテーションも逆に換気が妨げられる危険性が高いことから一度も設置されることなく、待合室のおもちゃや本もそのままでした。当然,診療前後の換気の徹底や発熱がなくても受診される方全員に可能なかぎり(普通の)サージカルマスクの装着をお願いしたり、職員にも自らの体調管理や手指衛生の徹底を求めたりはしていましたが、4年以上の長期にわたってこの方針は変更されることなく、流行が増えたり重症化が叫ばれる中でも一貫して「シンプルで必要最小限の対策」のみを行っておりました。残念ながら、数名のスタッフはコロナに感染はしましたが、職場由来の感染ではなく通院患者さんの間での「クラスター感染」を生じることもなくいまのところ継続して通常と変わりのない診療を継続出来ております。これは,以前の病院にて「感染対策チームの責任者」を務めていた院長の経験から、感染経路は飛沫の直接吸入によるものが殆どであり、空気感染や接触感染での感染拡大はごく稀であろう。という見識をもっていたからです。
振り返ってみても、この感染対策は決して間違っていなかったと言えるのではないでしょうか?
インフルエンザもコロナもまだ多少は残っているようですが、大きな流行にはなっていない状況かと思います。それでも、感染を無闇に拡大させないためには、感染の可能性のある方と通常の通院患者さんとの接触は避けるべきであり、何も特別な加算がない状況になった今でも、発熱者は受診前に事前の連絡をお願いして安全に適確な診療が受けられるように対策は継続しております。ご迷惑をおかけする場合もありますが何卒ご理解とご協力をお願い致します。
当クリニックでは、コロナが流行している期間でも必要であれば「肺機能検査」なども行っておりましたし、コロナ流行前とほぼ変わらない診療を継続してきたつもりです。それでも、コロナ禍で変わったこともありました。まずは、受診される患者さんの減少ですね。パーテーションもビニールスクリーンもない通常通りの診療を行っていたことで、逆に“不安”を感じて避けられたのかも知れませんし、「受診控え」のためかも知れませんが、受診される患者さんが総じて2割程度減少しております。これは、クリニックの運営上はなかなか厳しいことでしたが、以前にも述べましたがその分、個々の診療に関して詳しく診て考えることができたというメリットもありました。そんな中、他院の発熱外来等の診察(と言っても問診と抗原検査のみで診察がなされていなかった方も多かったのですが・・・)を受けたけれど、症状が改善しないので診て欲しいという希望の方はそれなりの申し込みがあったのですが、時期にもよりますが基本的には当クリニックにかかりつけでない方の場合は、初めに診ていただいた医療機関もしくは通常のかかりつけ医への再診をお勧めし、診療をお断りさせていただくことも多くありました。それは、コロナ禍以前よりずっと言い続けている事柄なのですが、途中で医療機関を変えることのメリットより、同じ医療機関を再診して前回の検査所見や診療記録から治療をさらに深掘りしていただく方がより有効な治療を受けやすいという考えに基づいておりました。しかしながら、これがなかなか理解していただけませんでした。その結果、「診療を断られた」「あのクリニックは再診する患者でないと診て貰えない」などの不平・不満も生じており、受診患者の減少にさらに繋がってしまっていたかも知れません。
この現象は経営上としては結構辛いことですが、今は「止むを得ない」事だと受け止めております。
一部の患者さんの求めとは相容れないことかと思いますが、当クリニックは開院以来ずっと貫いている方針で「開いててよかった!コンビニエント・クリニック」には決してならないと決めているからです。
確かに、発熱患者への門戸も開いていますし、平日の夕方も他のクリニックは17:30受付終了や18:00に診療終了と設定されているところが多い中、18:30まで受付しているので「開いててよかった」と思って受診される方もいらっしゃるかとは思います。
しかし、当クリニックでは「症状や疾病の改善」や「自らの健康管理」を真剣に求めて受診して下さった方には真摯に向き合って対応させて頂きますが、「検査だけしてくれればいい!」とか「四の五の言わずにこちらが希望する薬をだしてくれればいいんだ!」などといった文字とおり“コンビニエンスストア”的な考えで受診される方には、十分な対応が取れない場合がございます。それは、病気を治したり健康を維持するということは確かに私たちが患者さんにもたらすべき成果だとは思いますが、それは私たち医療従事者が一方的に提供することではなく、そのような成果を求めて受診していただいた患者さんと私たちが一緒に努力をして創りあげるべきものだと思っているからです。当然それに対してもいろいろなご意見・お考えがあろうかと思いますが、当クリニックでは13年前の開院当初より強い想いを持って貫いている方針であります。そのために、「薬だけ」と言った診察希望は全てお断りしておりますし、経過観察などの特別な場合を除いては“毎月の定期受診”をお願いして、しっかりと「顔の見える」主治医と患者さんの関係を構築させていただいているつもりでおります。通院していただいている皆様にはそれなりに「負担」をお掛けしている事は承知の上で、その負担に対して十分に応えられるような診療を提供することを常に心掛けて日々の外来に向き合っております。
この方針については、これまで通りこれからの14年目以降も変わらず継続していこうと思っております。
わがままな“主治医”で申し訳ありませんが、是非当クリニックの方針にご理解と御共感を頂戴し、一緒に「より健康で充実した生活を送れる日々」を創りあげていこうじゃありませんか!!
今後とも是非、よろしくお願い致します。
2024年5月12日
院長 内山 啓
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