■“「結核・抗酸菌症指導医」を修得致しました!”
肺結核は以前は日本の「国民病」といわれ、多くの人が罹患し 苦しんできた病気です。
若い頃に結核にかかって,大変な想いをして治療をして克服してきたはずなのに、 数十年経ってもその後遺症のために呼吸不全に陥っている方も少なからずいらっしゃいます。
“昔”にくらべれば、そんな結核もかなり少なくなってはきたのですが、 他の先進国に比べればまだまだ日本における結核患者発生数は多く「中蔓延国」と言われています。
また、結核によく似た菌で,人から人へは感染しないために専門病院への 隔離入院は必要ないのですが、なかなか治りにくいとされる 「非結核性抗酸菌症」は中・高年の女性を中心に増加してきている疾患です。
いずれの疾患も,専門的な評価・治療が大切になってきます。
昨年から「日本結核病学会」で開始し始めました「結核・抗酸菌症認定医・指導医制度」 を一年遅れとなってしまいましたが、本年3月1日付けで修得いたしましたので御報告致します。
これまで,当クリニックで診療を受けてこられた方たちの心の支えとなり なかなか適切な診療を受けられずに悩まれている方たちの導きの光となれば幸いです。
どうぞ、お気軽に相談しにいらしてください!